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仕事や人間関係で思うようにいかず，悩み，もやもやし，自分自身の生き方について，時には決断を迫られることもある。
彼女は同じ悩みについて，身近な人たち数人に話していたようだ。。。
Aさん→｢それをするなら目的を持ってしないと駄目よ。｣
Bさん→｢いいねぇ〜！今しかできないことだからやったらいいよ。｣
Cさん→｢私のときは…（自分の経験を語る）。｣
親は心配するあまり，彼女が納得するような話にはならなかったようだ。
いづれも，彼女にとってのすっきりには至らず，話し終えてもまた同じことを悩んでいたという。

時間の関係もあり，カラーセラピーはできなかったが，それでもわざわざ私のところまで来てくれた彼女と，しっかり向き合うことにした。
帰る頃の彼女の表情を，一言で言えば『浄化』。
心に溜まっている不快なものを，水でざぁ〜っと一掃し，心が軽く，足取りが軽く，表情がすっきりした感じ。

今回，私がしたのは『ただ聴く』セラピー。
これがなかなか難しい。
特に，同じような悩みの経験があったり，自己主張が強かったり，心配の度が過ぎたりすると，『ただ聴く』ことに徹することができなくなってしまう。
口がしゃべりたくてしゃべりたくて…。
「いやいや，そうじゃなくて，こうでしょ！」と言いたくなるのを我慢するのは結構しんどい。
でもそこで，『意思を持って，聴くこと』が，相手にとって，一筋の光になると信じている。

結局は，問題を持っているその人自身が，きちんと解決する力を持っているのだから，まずは「相手を信じること」。
決してアドバイスすることではない。
アドバイス通りに物事が行かなければ，アドバイスした人を非難したくなる。
それはまた深い悩みを続けることになるだろうから。

自分自身で前に進むことが，自信につながる。
大人と大人，子どもと子供，大人と子供，どの関係であってもそれは言える。