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「暇つぶし」って言葉,なんだか 良くない印象だった。
「今,何してんの〜?」って問われて,もし「暇つぶし」って答えたら,「『なんてつまらない人だ』と思われるかもしれない。」と。
南九州市出身で‘親指ピアノ’という楽器を弾くマンゴーさんという人がテレビに出ていた。
なんか鹿児島弁とかで歌を歌って,失われつつある昔の良いものに目を向けている興味深い人で,つい見入ってしまった。
小学生にアフリカのことを紹介したり,鹿児島のある歌のルーツを探したり。。。
その人を見ていると,知らないことを知ることの楽しさや,音を楽しむっていうことが音楽だっていうことがよく伝わってきた。
で,その人が,「『暇つぶし』で親指ピアノをやっていて,『暇つぶし』にテレビやラジオの人がそれを取材にきてる。」って言ってた。
それを聞いて,ちっとも「なんてつまらない人だ。」とは思わなかった。
っていうか,むしろかっこよく見えた!
人に「何やってんの〜?」と聞かれて,なんとか「しっかり生きています。」と取り繕おうとする自分がかっこ悪く思えてきた。
花が好きで,プリザーブドフラワーを作る環境にいて,カラーに興味があったから勉強して,着物の大会に出たから着物の勉強をしていて,英語も料理も洗濯も掃除もたまにはマラソンも…。
自分のやっている色々なことを,「暇つぶし」とさらっと言えるくらいの余裕に憧れる。。。
って変???