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母が子供の頃から遊びに行っていた『鍛冶屋さん』の包丁を求めて伺いました
今は、区画整理で道路が広げられ、昔ながらの家は次々に建て替えられて、、、
鍛冶屋さんは昔と全くちがった様子
母にとっては馴染みの鍛冶屋のおじいちゃんが、ひとり工房で作業していました
「何十年も作り続けた包丁も、これが最後の一本。」
と、丁寧に研ぎ、新聞紙にくるんだ包丁を手渡してくれました
こんな貴重な職人さんが、どんどん辞めざるを得ない悲しい現状…
「最後の一本が、知っている人のところにいってよかった〜、よかった〜」と繰り返すおじいちゃん
「一生大事に使わせていただきます。」と私
握手したそのおじいちゃんの手は予想外に柔らかく、
キラキラとした満面の笑みが忘れられません