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今朝,いつものように化粧をしている自分の顔を見て思った。
アイシャドウは紫色系。
いつの頃からか紫色が好きになった。いつからだろう…。
そういうことを考えているうちに,「負ケテタマルカ」という言葉を思い出した。本田紘輝くんという12歳でその生涯を終えた少年が,脳腫瘍という病気と闘い続けた記録の紹介ビデオを,以前学級で生徒に見せた。生きることと真剣に向き合い,自分の心を絵で表現した姿は,当時の私にとってまさに「赤」を実践している尊敬すべき姿だった。
私自身,そのときはとにかく「赤」の時代だったと思う。エネルギーがなければやっていられない,情熱ややる気,男性的な行動力をつねに心がけていたのかもしれない。そのときは毎日がいっぱいいっぱいだった。家に帰り着くと電源が切れたかのように,全身の力が抜けた。
そういえば,教員時代まで青が好きだった。退職する最後の約1年頃から紫になったのかもしれない。紫は感受性。今,紫は私にとって欠かせない色だ。